6日の香港株式市場でハンセン指数は朝高後に伸び悩んだ。ソフトバンク(東証1部、9984)とも間接的な資本関係にあり、国内外の投資家に関心が高い中国の電子商取引最大手アリババ・ドット・コム@1688/HK)の急落が、5日の米株高を歓迎するムードに影を落とした。
香港ではIPO銘柄に対する投資家の慎重姿勢が相次いで報じられている。6日付の香港紙・スタンダードは、「(来週に上場を予定している)安東油田服務集団や統一企業中国に、投資家から購入希望の取り消しが出ている」と報じた。5日付の香港の投資情報誌「キャピタル・ウイークリー」は、「IPO神話が終息」との記事を掲載した。「家族を総動員してまでIPOに申し込んだ輝かしさは、再現されそうにない」と伝えた。投資家が慎重姿勢に転じた背景には、割高な銘柄に対する投資家のリスク意識の高まりがあるとみられている。
アリババの急落は、投資家の慎重姿勢に追い打ちをかけそうだ。アリババは11月6日の香港上場から丸1カ月を経過した。香港メディアやダウ・ジョーンズ通信の報道によると、上場時に幹事を務めたドイツ銀行やゴールドマンが相次いで売りを推奨するリポートを発表したという。こうした報道を受け、アリババは6日、一時13%下落した。
一連の売り推奨は、株価の割高感が最大の理由のようだ。アリババの2007年12月期の予想PERは前日5日の終値時点で約290倍強。香港上場でインターネット関連企業の騰訊(@700/HK、70倍台)などと比べた割高感は、香港の地元証券からはかねて指摘されていた。それでも、馬雲・最高経営責任者(CEO)の「投資家は、アリババの将来に投資しているのだ」という発言に心を躍らせて株式を購入した香港の投資家は少なくないと言われていた。
あす7日には中国の鉄道建設大手、中国中鉄(@390/HK)が香港市場に上場する。同銘柄は3日に上海市場(コードは@601390/SH)に上場しており、6日終値は8.35元(約8.79香港ドル)。香港市場での公開価格(5.78香港ドル)を5割以上上回っているだけに、公開価格割れの
可能性は少ない。もっとも、IPOが過熱しやすい「香港・中国同時上場」は実現しなかったこともあり、高揚感は感じられない。中国中鉄の初日が公開価格を上回っても、投資家心理の改善にはつながりそうにない。
タグ:アリババ
ブログを見て書き込みさせて頂きました。
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